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不動産担保ローン情報ブログ

気になる事例

不動産担保ローンを利用検討中・利用中の方に、貸金業法第24条の40の規定に基づく講習の
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リースバック物件を低金利で買い戻し

リースバック物件を低金利で買い戻し
資金需要者が所有する一戸建て住宅や分譲マンションを不動産売却して、売却した不動産業者と賃貸借契約を結び引っ越しすることなく売却不動産に住み続けることが出来て、前所有者が希望すれば不動産を買い戻すことが出来るリースバックという金融商品がありますが、賃貸借契約の更新時や不動産を買い戻す際の買い戻し金額、リースバック業者の勝手なオーナーチェンジ等々、リースバックを利用した資金需要者のリスクは多々あり、ローン会社の低金利な不動産担保ローンで買い戻しを希望するお客様が増えています。

リースバック契約のリスク

リースバックを利用して不動産売却すると売却した不動産業者と賃貸借契約を締結しますが、毎月の賃料は近隣の賃料相場は参考にされず不動産買取金額の6%から7%の年率換算で計算されます。
リースバックは不動産買取金額が賃料に直結しますので、リースバックでの不動産買取金額が高額になればなるほど毎月の賃料が高くなります。
リースバックを利用しての賃貸借契約期間は2年から3年程度、更新手数料は免除されている契約が一般的ですが、毎月々の賃料返済を頻繁に延滞、遅延すると賃貸借契約の更新を断られることもあり、賃貸借契約が解除されると不動産の買い戻し特約も無効となるケースもあります。

リースバック業者のオーナーチェンジ

リースバック契約をして引っ越しすることなく前所有者が住み続けていても、リースバック業者は前所有者の承諾を得ること無く第三者へ所有権移転してオーナーチェンジする事が出来ます。
リースバック契約の中でオーナーチェンジしても賃貸借契約は継続する旨を表記しているケースが一般的ですが、オーナーチェンジ後の不動産業者の意向で賃貸借契約更新時に大幅な賃料値上げをされるリスクもあります。
大手のリースバック業者とリースバック契約を締結していても、第三者へ所有権移転されれば大手リースバック業者と契約した意味は無くなり、例えば第三者のリースバック業者が倒産してしまったらリースバック契約自体が無効となり将来的な不動産の買い戻し計画も無くなるリスクもあります。

低金利な不動産担保ローンで買い戻し

リースバック契約は大手リースバック業者と契約していても様々なリスクが生じますので、将来的な不動産買い戻しを計画されている資金需要者にはローン会社の低金利な不動産担保ローンを融資利用して買い戻し特約を行使することをお勧めします。
リースバック契約で生じた毎月の賃料も金利換算すれば年間利息は貸出金利6%から7%となりますので、リースバック契約した賃料よりも低金利な不動産担保ローンで買い戻せば、毎月の返済額も減額されますし、低金利な不動産担保ローンを融資利用する一番のメリットは不動産の所有権が資金需要者に戻るということです。
不動産所有権が資金需要者に買い戻しで戻ってくれば、リースバック契約の更新時に懸念される賃料値上げのリスクや第三者オーナーチェンジによる倒産リスクも避けられ、不動産売却する際も所有権を買い戻しておけば資金需要者ご自身の好きなタイミングで不動産売却することも可能です。

リースバック契約を締結中の資金需要者でリースバック契約に疑問のある方や、リースバック契約を中止してローン会社の低金利な不動産担保ローンを融資希望の方、将来的にリースバック契約から不動産所有権を買い戻したい方はお気軽に不動産担保ローン相談してみてください。

気になる事例VOL・325 は千葉県市川市在住の西様。69歳の男性で市川市内で運送業を営む個人自営業者の方です。
リースバック契約している自宅の不動産買戻し資金としてお利息のみの自由返済型で、2000万円の不動産担保融資希望です。

不動産担保ローン審査対象物件は土地50坪、建物木造3階建てで平成18年新築です。
西様と大手リースバック業者がリースバック契約を締結していて不動産買い戻し金額は3000万円、毎月の賃料は10万円、リースバック業者へ1000万円を預けています。
現在の不動産所有権は大手リースバック業者で、銀行ローン等の抵当権設定はありません。


不動産担保ローン審査対象物件は千葉県市川市市川、JR総武本線市川駅より徒歩で約10分の第2種中高層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引相場は平均して坪70~80万円前後です。
市川駅近辺は大手チェーン店や、大小商店が軒を連ねる活気ある住宅地です。
交通アクセスもJR総武本線、京成本線と複数路線が利用可能で利便性は高いです。
担保査定としては普通の住宅地です。
よって土地坪数50坪、土地坪単価70万円、総額3500万円と不動産担保査定評価しました。
銀行等の担保権設定も無く、第1抵当順位から2000万円の不動産担保ローンを融資実行しても不動産担保融資掛け目6割強と融資上限金額以内で問題ありません。


市川市内で運送業を営む西様は1年前にリースバック契約して住み続けている自宅不動産を買い戻そうとメーンバンクへ融資相談に行きますが、確定申告の内容が赤字だったり、カードローン延滞による個人信用情報が悪いことを理由に融資審査が否決されます。困った西様はローン会社へ不動産担保ローン相談し、机上査定の結果で不動産担保ローン利用に問題が無いこと、貸出金利も現在の賃料換算の金利よりも低金利になること、毎月お利息のみ返済の自由返済方式のローンが組めることが決め手となり正式に不動産担保買い戻しローンを申し込みます。不動産現地調査、必要書類の提出、社内融資稟議、不動産担保ローン融資稟議可決、融資事前説明、金銭消費貸借契約書の締結を経て後日、融資金額2000万円、貸出金利4%、毎月々6万6000円お支払い、お利息のみの自由返済方式での不動産担保ローンが融資実行となりました。
リースバック物件を低金利で買い戻しに関してのまとめです。

・資金需要者が所有する不動産を売却して、売却した不動産業者と賃貸借契約を結び自宅に住み続けることが出来て、前所有者が希望すれば不動産を買い戻すことが出来るリースバックという金融商品があるが、賃貸借契約更新時や不動産の買い戻し金額、リースバック業者のオーナーチェンジ等、リースバック利用者のリスクは多々あり、ローン会社の低金利な不動産担保ローンで買い戻しを希望するお客様が増えている。
・大手リースバック業者とリースバック契約を締結しても、第三者へ所有権移転されれば大手リースバック業者と契約した意味は無く、第三者のリースバック業者が倒産してしまったらリースバック契約は無効、不動産買い戻し計画も無くなるリスクもある。
・不動産所有権が資金需要者に買い戻しで戻ってくれば、リースバック契約の更新時に懸念される賃料値上げのリスクや第三者オーナーチェンジによる倒産リスクも避けられ、不動産売却する際も所有権を買い戻しておけば資金需要者ご自身の好きなタイミングで不動産売却することも可能。

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