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不動産担保ローン情報ブログ

気になる事例

不動産担保ローンを利用検討中・利用中の方に、貸金業法第24条の40の規定に基づく講習の
過程を修了したABCサニーの貸金業務取扱主任者スタッフがより一層のお役に立つ情報を配信中!

債務整理、任意整理中の担保ローン借入条件

債務整理中や任意整理した後の借金残債務を一括返済するという融資審査条件でノンバンクやローン会社の不動産担保ローン融資利用は可能です。

債務整理とは

2番抵当融資はお気軽にご相談下さい 債務整理、任意整理とは弁護士や司法書士が債務者に代わり債権者と話し合い、弁護士や司法書士が債権者と直接交渉して借金の減額や利息の支払いストップ、返済シミュレーションの見直し、和解交渉、和解成立等を行い、多重債務で返済困難になっている債務者の救済を目的とした返済計画のことです。
弁護士や司法書士が裁判所を介さず債権者と直接話し合い、借金の減額や残った借金の返済方法、和解に至るまでの交渉を行うので、官報等に掲載されること無く秘密裏に債務者の借金を整理出来ますが、主債務者本人の個人信用情報には債務整理、任意整理の移動情報履歴がしっかりと記載されます。
任意整理や債務整理の移動情報が個人信用情報に記載されると銀行系融資はもちろん、信販系カードローン融資、消費者金融からの小口融資も審査否決される可能性が高くなります。
ノンバンクやローン会社の不動産担保ローンは個人信用情報も担保融資審査に反映されますが、不動産担保ローン業者が融資審査で重要視するのは担保となる不動産の担保余力と、主債務者の現在の年収や収入、事業売り上げといった返済原資です。

債務整理中の融資審査について

債務整理中、任意整理中であってもノンバンクやローン会社が不動産担保ローン融資を実行した融資金の中から、弁護士が債権者と交渉して債務圧縮できた債務整理の残金を一括返済できれば、不動産担保ローン業者は債務整理中、任意整理中でも過去の債務整理履歴は問題視しません。
債務整理や任意整理は自己破産と違い、債務者が保有する不動産や有価証券といった資産を売却処分する必要や義務はありませんので、債務整理後も所有する不動産を担保にローン会社の不動産担保ローンを融資利用することが可能です。

任意整理中や過去の債務整理履歴のほかに自己破産履歴を心配される資金需要者もおりますが、裁判所の免責が下りていても銀行の融資審査可決は難しいかもしれません。
しかしノンバンクやローン会社は免責さえ下りていれば柔軟対応で不動産担保融資審査に応じていますので、債務整理中や任意整理中で借金が残っている方も、過去の金融事故で融資審査に不安を感じている方も、まずは融資相談してみる事をおすすめします。

不動産担保ローン融資実行事例の紹介

気になる事例VOL・162 は三重県四日市市在住の平野様。59歳の男性で、四日市市内で運送業を営む個人自営業者の方です。
任意整理中の借金残債務一括返済資金、生活資金として10年長期返済型、元利均等返済方式で500万円の不動産担保融資希望です。
不動産担保ローン審査対象物件は土地45坪、建物木造2階建てで平成12年新築です。
平野様ご家族が居住用不動産として現在利用中です。
新築住宅購入時の銀行住宅ローンが残っており、第1抵当権設定1000万円、融資金残債務550万円あります。返済延滞や税金未納はありません。
不動産担保ローン審査対象物件は三重県四日市市城西町、近鉄名古屋線近鉄四日市駅より徒歩で約10分の第2種中高層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引坪相場は平均して坪40~50万円前後です。
近鉄四日市駅近辺は四日市市役所を中心に、JR関西本線、近鉄線の複数路線が利用可能な活気ある地域です。
担保評価としては中級程度の住宅地です。

よって土地坪数45坪、土地坪単価40万円、総額1800万円と不動産担保査定評価しました

第1抵当権者A銀行の融資金残債務550万円に想定遅延損害金2年分加算して第2抵当順位から500万円の不動産担保ローンを融資実行しても、不動産担保融資掛け目6割強と担保融資上限金額以内で問題ありません。

平野様はショッピングローン、カードキャッシングローン、カーローン等合計10社500万円の借金を弁護士に依頼して任意整理しました。弁護士と債権者との話し合いや直接交渉の結果、債務も圧縮、利息の支払いもストップしましたが、債務圧縮後の借金が300万円残りました。返済シミュレーションの結果、利息返済無しの36回払い、3年返済で毎月々8万4000円で現在も任意整理中です。
平野様には任意整理中の残借金300万円の一括返済を融資審査可決条件として後日、第2抵当順位から融資金額500万円、貸出金利9%、返済年数10年、毎月々6万3000円お支払い、返済総額760万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。

まとめ

債務整理、任意整理中の担保ローン借入条件に関してのまとめです。
  • 不動産担保ローンで債務整理、任意整理中の債務者の担保融資ニーズは多いが、ノンバンクやローン会社は債務整理、任意整理後の返済圧縮した借金を一括返済するという融資条件で担保ローンニーズに応えることが出来る。
  • 任意整理とは弁護士や司法書士が債務者に代わり、債権者と交渉して借金減額や利息支払いストップ、返済シミュレーション見直し等を行い、多重債務で返済困難な債務者のための救済目的制度だが、個人信用情報には任意整理、債務整理履歴が記載される。
  • 任意整理中や過去の債務整理、自己破産履歴は免責が下りていても銀行融資審査は難しい。しかしノンバンクやローン会社の担保融資審査は担保不動産の担保余力や、資金需要者の現在の年収や収入といった返済原資を評価審査する。


監修
株式会社ABCサニー代表取締役
貸金業務取扱主任者
秋山容吉

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