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リースバックより安心な不動産担保ローン
2016/1/30リースバックとは不動産所有者が親戚や不動産業者といった第三者に所有不動産を売却し、不動産売却後もその第三者と賃貸借契約して住み続ける事ができる不動産売却方式のことです。
不動産業者が展開するリースバックは不動産買い取り金額が市場相場の7~8割だったり、不動産買戻し時には買い取り金額に15~20%上乗せした金額を請求されたりと、不動産業者側に有利な特約も多くお客様へのデメリットも目立ちます。
銀行住宅ローンの毎月返済の滞りで返済できないお客様が、引っ越しすることなく生活環境を変えず、月々の家賃も住宅ローン返済額より下がるというメリットもありますが、不動産担保ローンと比較するとお客様側に不利な点が多いです。
不動産業者が展開するリースバックの賃料は、不動産買い取り金額に対して年7~8%前後を賃料として設定しますが、何年間も賃料を支払っても不動産買い戻し時の元金に計上されることはありません。
対してノンバンクが展開する不動産担保ローンの貸出金利は平均して5~8%前後、最長25年の長期返済が可能で、毎月の返済額には元金も含まれているため借金は返済する度に減っていきます。
長期返済が可能なノンバンクの不動産担保ローンと比較すると、不動産業者のリースバックには複数年毎の更新手続きが必要となり、不動産業者側の都合で更新が出来ない場合は居住物件から立ち退くというリスクも伴います。
リースバックには買い戻し特約が付帯されていて、リースバック中の不動産を親族に買い戻させるプランを実行する際には不動産買い取り価格に15~20%の買い戻し手数料が上乗せされますが、ノンバンクの不動産担保ローンであれば融資金残債務に対して2~3%の解約手数料のみで完済可能です。
賃料支払いが滞れば強制退去のリースバックに対して、ノンバンクの不動産担保ローンは返済が困難になれば不動産売却してローン完済出来るという点も不動産を所有している利点です。
不動産業者が展開するリースバックの不動産買い取り掛け目と、ノンバンクの不動産担保ローン融資掛け目は共に7~8割とほとんど一緒なので、リスクも少なく資金需要者に不利な特約の少ないノンバンクの不動産担保ローンは安心といえます。
気になる事例VOL・175 は埼玉県上尾市在住の青木様。56歳の男性で、上尾市内で飲食店を経営する個人自営業者の方です。
長期延滞中の銀行住宅ローン返済資金として20年長期返済型、元利均等返済方式で1500万円の不動産担保融資希望です。
延滞中でも売却回避
不動産担保ローン審査対象物件は土地50坪、建物木造2階建てで平成8年新築です。 青木様ご家族が居住用不動産として現在利用中です。 M銀行の住宅ローンが第1抵当権で2500万円設定されていますが現在は6ヶ月間返済延滞中で、融資金残債務は延滞金込みで1300万円あります。税金も固定資産税と住民税が合算して50万円未納中です。 不動産担保ローン審査対象物件は埼玉県上尾市浅間台、JR高崎線上尾駅より徒歩で約10分の第2種低層住居専用地域に位置し、近隣の不動産売買取引坪相場は平均して坪40~50万円前後です。 上尾駅近辺には大手スーパーや地域密着型デパート等があり、買い物等の住環境は良好です。 上尾市役所も近く、交通アクセスも高崎線や湘南新宿ラインが乗り入れており利便性は高いです。 担保査定としては中級程度の住宅地です。 よって土地坪数50坪、土地坪単価40万円、総額2000万円と不動産担保査定評価しました。 M銀行の住宅ローン残債務1300万円を完済して第1抵当順位から1500万円の担保融資を実行しても不動産担保融資掛け目7割強と問題ありません。 銀行の住宅ローンを6ヶ月間延滞している青木様は不動産売却を考えますが、子供の学校区が変わってしまうことを懸念して不動産業者の展開するリースバックを検討します。リースバックの説明を受けますが、不動産買い取り金額や不動産買い戻し特約の上乗せ手数料、更新手続きの不安等でリースバック契約を保留します。悩んだ青木様はノンバンクの不動産担保ローンで銀行の住宅ローン借り換え融資を検討します。銀行の貸出金利と比較すると高金利となりますが、20年の長期返済プランで毎月の返済額を減額、一般的な金銭消費貸借契約のため不利な特約も無し、返済が滞れば任意での不動産売却でローン完済が可能という利点を考慮してノンバンクの不動産担保借り換え融資を申し込みます。ノンバンクの不動産担保査定、社内稟議を経て、融資審査が可決されました。 青木様は必要書類の提示、銀行へ住宅ローン完済手続き完了後に、融資金額1500万円、貸出金利6%、返済年数20年、毎月々10万7000円お支払い、返済総額2580万円という内容の不動産担保ローンが融資実行となりました。
・リースバックとは不動産所有者が第三者に所有不動産を売却し、不動産売却後も新たな不動産所有者と賃貸借契約して住み続ける事が出来る不動産売却方式のことだが、不動産業者のリースバックは不動産買い取り金額が市場相場の7~8割、不動産買い戻し特約も買い取り金額に15~20%上乗せした金額を請求、更新手続き有り等々、不動産業者側に有利な特約が多くお客様のデメリットが目立つ。
・不動産業者のリースバック賃料は不動産買い取り金額に対して年7~8%前後を賃料として設定、どんなに賃料を支払っても不動産買い戻し時の元金に計上されることは無いが、ノンバンクの不動産担保ローンは毎月の返済額に元金も含まれているため借金は返済する度に減っていく。
・不動産業者が展開するリースバックの不動産買い取り掛け目とノンバンクの不動産担保ローン融資掛け目は共に7~8割とほとんど一緒なので、リスクも少なく資金需要者に不利な特約の少ないノンバンクの不動産担保ローンは安心といえる。
株式会社ABCサニー代表取締役
貸金業務取扱主任者
秋山容吉
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