気になる事例

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自己破産者の信用リスク回復ローン

2014/7/2

過去に自己破産されたお客様が、不動産担保ローンを希望された融資事例をご紹介します。自己破産とは裁判所に破産申立申請して、免責許可で借金を免除してもらう手続きのことです。免責許可が下りると借金は無くなりますが、個人信用情報に自己破産情報が載ったり破産者名簿に記載されます。借金免除というメリットもありますが、貸金業者からの新たな借り入れは一定期間（5～10年）不可能となるデメリットもあります。自己破産免責許可後に相続で取得した不動産を担保として銀行に融資相談したお客様が、過去の自己破産を理由に融資否決されたケースもありました。ノンバンク利用の不動産担保ローンは、自己破産の免責許可が下りていれば不動産担保融資実行できるケースもあります。
本日は過去の自己破産を理由に銀行から不動産担保ローン融資審査を否決されたため、ノンバンク利用による個人向け不動産担保ローンで希望されるお客様の事例をご紹介します。
気になる事例VOL･88　は東京都江東区在住の森永様。50歳の男性で東京都内で大手製造業に勤めるサラリーマンの方です。
10年長期返済希望、2年ごとの見直し変動型金利プランで300万円の個人向け不動産担保融資希望です。

担保物件：東京都江東区東陽の更地
登記簿権利（甲区）：森永様権利
登記簿権利（乙区）：抵当権設定等特に無し
利用形態：森永様が自家用車の駐車場として利用
土地20坪　公道南道路6mに面する
自己破産免責後に森永様が実父から相続した更地
担保査定：不動産担保ローン審査対象物件は東京メトロ東西線東陽町駅より徒歩で約5分の商業地域に位置する。東陽町駅近辺は商業ビルやオフィスビルが建ち並ぶオフィス街である。不動産担保ローン審査対象物件近辺には江東区役所や大手スーパーの西友、サミットストア等があり、買い物等の住環境は抜群に良い。都心へのアクセスも良好で、不動産市況でも人気エリアである。東陽町駅徒歩5分圏内の不動産土地取引坪相場は平均180～190万円で取引されている。不動産担保ローン審査対象物件は東陽町駅から徒歩5分以内、近隣に江東区役所や大手スーパーも軒を連ねるため、生活環境も利便性が高い。通常土地取引相場での売買が可能と判断。よって土地坪数20坪×坪単価180万円=総額3600万円と不動産担保評価。銀行等の抵当権設定も無く、不動産担保評価も充分であるため300万円の不動産担保ローンに特に問題は生じない。森永様はサラリーマンで総量規制対象者ですが、居住用不動産以外の担保不動産は総量規制対象外ですので、不動産担保融資実行は問題ありません。森永様には不動産担保ローン融資実行に必要な書類として源泉徴収表2年分、各種納税証明書、相続時の遺産分割協議書等をご用意いただきまして後日、融資金額300万円、貸出金利7％、返済年数10年、毎月々3万4800円お支払い、返済総額418万円という内容の個人向け不動産担保ローンが融資実行となりました。

本日は過去の自己破産を理由に銀行から不動産担保ローン融資審査を否決されたため、ノンバンク利用による個人向け不動産担保ローンを希望されたお客様の事例をご紹介しました。
森永様も「自己破産したのが10年以上前だったので、個人信用情報も回復していると思っていたが考えが甘かった。銀行で融資否決されて不動産担保ローンを諦めかけたが、相談して本当に良かったです。」と安堵されてました。
気になる事例VOL･88　本日はこの辺で。

監修
株式会社ABCサニー代表取締役
貸金業務取扱主任者
秋山容吉

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