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総量規制対象外のリフォーム資金融資

総量規制対象外のリフォーム資金融資

不動産担保ローンの融資相談で、自宅の増改築やリフォーム資金を検討された資金需要者の方の融資事例をご紹介します。
銀行のリフォーム資金融資やクレジット会社の目的型無担保ローンで、金利や諸費用等の融資条件を比較検討した結果、どの金融商品もローン返済期間が3年以内と非常に短くなるとのことでした。
月々の返済額が資金需要者の年収から換算すると返済負担が大きくなるので、銀行やクレジット会社の低金利な金融商品は魅力的でしたが融資利用を断念します。
ローン会社のリフォーム資金融資の金利は銀行と比較すると高金利の金融商品となりますが、資金使途は自由、返済年数も最長25年の長期返済が可能ですので、毎月々の返済額を圧縮することが可能です。
居住用不動産を担保とする場合は総量規制の対象となりますが、資金使途が自宅増改築等のリフォーム資金であれば総量規制対象外となります。
銀行等と比較すると金利面では不利となりますが、返済年数や自由度では有利な総量規制対象外のローン会社の不動産担保ローンを選ばれる資金需要者も非常に多いです。
総量規制対象外の不動産担保ローンも、各種ローンとともに検討してみてはいかがでしょうか。
本日はリフォーム資金融資調達に自宅の土地、建物を担保にした、総量規制対象外の不動産担保ローンによるリフォーム資金を検討された個人のお客様の事例をご紹介します。
気になる事例VOL・69 は山口県下関市在住の小野寺様。40歳の男性で、下関市内の水産会社に勤務するサラリーマンの方です。
貸出金利9%以下、2年更新型バルーン20年返済方式で300万円の個人向け不動産担保ローンでの融資希望です。

担保物件:山口県下関市竹崎町の一戸建て住宅
登記簿権利(甲区):小野寺様権利
登記簿権利(乙区):抵当権設定有り 地方銀行S銀行 抵当権設定1000万円 残債務400万円
利用形態:居住用住宅
土地80坪 木造2階建て平成2年新築
小野寺様ご家族5人が居住
担保査定:不動産担保ローン審査対象物件は山陽本線下関駅より徒歩で約10分の第2種中高層住居専用地域に位置する。
下関駅近辺には大手デパートの大丸やエディオン、シーモール等々があり買い物等の住環境としては良好な立地である。
中心部へのアクセスも新幹線利用の出来る新下関駅まで乗り換え無しの約10分以内と便利である。港へも近く、昔から人気の高い住宅エリアでもある。
下関駅徒歩10分圏内の不動産土地取引坪相場は平均して坪20~25万円で取引されている。
不動産担保ローン審査対象物件は下関駅から徒歩10分以内、土地の形状もほぼ正方形、駐車場スペースも複数台分確保と車社会の需要を十分クリアしているため、通常取引相場での不動産売買が可能と担保査定されました。
よって土地坪数80坪、土地坪単価20万円、総額1600万円と不動産担保査定評価しました。
銀行宅ローンの残債務400万円を差し引き、不動産担保融資掛目を入れても300万円の不動産担保ローンでの融資に問題は特に無い。
しかし小野寺様はサラリーマンなので、例え不動産担保ローンであっても年収の3分の1しか融資出来ない個人向け総量規制の対象になられる方です。小野寺様のご年収は600万円ですので、通常であれば融資上限額は約200万円となります。
不動産担保ローン融資希望金額は300万円ですから、通常ですと減額か若しくはお断りさせていただく事になります。ただし資金使途によっては総量規制対象外となるケースもあります。
今回の資金使途である住宅リフォーム資金は総量規制対象外ですので、サラリーマンの小野寺様に不動産担保ローンにてご融資させていただいても問題はありません。
小野寺様には不動産担保ローン融資実行に必要な書類として、源泉徴収票2年分、先順位S銀行残高証明書、各種納税証明書、自宅リフォーム資金見積書等をご用意いただきまして後日、融資金額300万円、貸出金利7%、返済年数20年、毎月々2万4000円お支払い、返済総額約559万円という内容の個人向け不動産担保ローンが融資実行となりました。
総量規制対象外のリフォーム資金融資に関してのまとめです。
・銀行のリフォーム資金融資やクレジット会社の目的型無担保ローンで、金利や諸費用等の融資条件は有利だが、どの金融商品もローン返済期間が3年以内と短くなるので注意が必要。
・金利も大事だが一番重要視すべきは年収と返済額のバランスなので、金利以外にも返済年数やその他融資条件にも注視すること。
・ローン会社のリフォーム資金融資は総量規制対象外で返済年数も長期返済が可能なので、毎月々の返済額を圧縮することが可能。



監修
株式会社ABCサニー代表取締役
貸金業務取扱主任者
秋山容吉

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